杵屋六三郎(2世)(読み)きねやろくさぶろう[にせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「杵屋六三郎(2世)」の意味・わかりやすい解説

杵屋六三郎(2世)
きねやろくさぶろう[にせい]

[生]宝永7(1710)
[没]寛政3(1791)
長唄三味線方の家元。1世杵屋六三郎の実子といわれる。俳名を天滴 (てんてき) と称したので,世に天滴六三郎といわれ,従来の上方趣味の長唄を江戸的なものに変化させた。『娘七種 (むすめななくさ) 』を作曲

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世界大百科事典(旧版)内の杵屋六三郎(2世)の言及

【娘七種】より

…作詞は不詳。2世杵屋(きねや)六三郎作曲。1767年(明和4)正月江戸中村座初演の曾我狂言《初商大見世曾我(はつあきないおおみせそが)》の〈対面の場〉の前に演じられた。…

※「杵屋六三郎(2世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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