杵屋六左衛門(10世)(読み)きねやろくざえもん

世界大百科事典(旧版)内の杵屋六左衛門(10世)の言及

【秋色種】より

…長唄の曲名。作詞盛岡侯南部利済,作曲10世杵屋(きねや)六左衛門。1845年(弘化2)12月,江戸麻布不二見坂の南部邸新築祝に初演。…

【稽古娘】より

…振付藤間勘右衛門,藤間大助,西川巳之助,西川芳次郎。同じく多見蔵が1841年(天保12)7月中村座で踊った九変化《八重九重花姿絵》の中の長唄《稽古娘》(10世杵屋六左衛門作曲)を改めたもの。深窓の娘が振袖姿で,稽古帰りの様子を踊る。…

【外記猿】より

…本名題《外記節猿(げきぶしさる)》。1824年(文政7)7月,杵屋(きねや)三郎助(のちに10世杵屋六左衛門)が,当時すでに失われていた外記節の復活を目指して作曲。《石橋(しやつきよう)》《傀儡師(かいらいし)》と合わせて外記節三曲と称し,長唄でも別扱いされる。…

【五郎】より

…作詞三升屋二三治。作曲10世杵屋(きねや)六左衛門。振付4世西川扇蔵。…

【末広がり】より

…本名題《稚美鳥末広(わかみどりすえひろがり)》。作詞3世桜田治助,作曲10世杵屋六左衛門,振付3世藤間勘十郎(亀三勘十郎)。同名の狂言をもとにしているが,趣を変え,大名を女,太郎冠者を恋の使として後半の囃し物のくだりを中心に舞踊化したもの。…

【鶴亀】より

…【横道 万里雄】(2)長唄 1851年(嘉永4)南部藩侯邸で初演。10代杵屋(きねや)六左衛門作曲。ほぼ能の詞章にもとづいており,荘重で美しい名曲。…

【鳥羽絵】より

…作詞三升屋二三治(にそうじ)。作曲10世杵屋六左衛門。振りは伝わらない。…

【供奴】より

…作詞2世瀬川如皐。作曲4世杵屋三郎助(10世杵屋六左衛門)。振付市山七十郎,藤間大助(2世藤間勘十郎),4世西川扇蔵。…

【瓢簞鯰】より

…作詞2世瀬川如皐(じよこう)。作曲10世杵屋(きねや)六左衛門,3世岸沢式佐。振付4世西川扇蔵,藤間大助ほか。…

【六歌仙】より

…作詞松本幸二。作曲10世杵屋六左衛門,初世清元斎兵衛。振付2世藤間勘十郎,4世西川扇蔵,中村勝五郎。…

※「杵屋六左衛門(10世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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