杵屋六左衛門(12世)(読み)きねやろくざえもん[じゅうにせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「杵屋六左衛門(12世)」の意味・わかりやすい解説

杵屋六左衛門(12世)
きねやろくざえもん[じゅうにせい]

[生]天保10(1839).3.14.
[没]1912.8.31.
長唄三味線方および唄方家元。幕臣和田録太郎 (長唄の2世芳村孝三郎) の子。別家 10世六左衛門の養子。9世杵屋喜三郎を経て,慶応4 (1868) 年 12世を襲名。『新松竹梅』『千代の神楽』などを作曲。長唄界の宗家として全盛期を築いた。

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世界大百科事典(旧版)内の杵屋六左衛門(12世)の言及

【四季の詠(四季の眺)】より

…作詞末広。作曲12世杵屋(きねや)六左衛門。本名題《御注文色取隅田川(ごちゆうもんいろどりすみだがわ)》,1872年(明治5)初演。…

※「杵屋六左衛門(12世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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