デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杵屋弥十郎(5代)」の解説 杵屋弥十郎(5代) きねや-やじゅうろう 1840-1877 幕末-明治時代の長唄三味線方。天保(てんぽう)11年生まれ。はじめ4代杵屋六三郎の養子となり,長次郎を名のる。のち離縁となって4代弥十郎に入門,弥吉と改名。慶応元年5代を襲名し,立三味線となる。大音の三味線で大薩摩(おおざつま)節を得意とした。明治10年7月31日死去。38歳。作品に「六花桜故事(むつのはなさくらのふるごと)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例