松原二十三階堂(読み)まつばらにじゅうさんかいどう

百科事典マイペディア 「松原二十三階堂」の意味・わかりやすい解説

松原二十三階堂【まつばらにじゅうさんかいどう】

小説家,新聞記者。本名岩五郎。別号乾坤一布衣(けんこんいちほい)。伯耆(ほうき)国(現鳥取県)生れ。はじめ《好色二人息子》《長者鑑(かがみ)》などの小説を書くが,二葉亭四迷の影響で社会問題に関心を抱く。1892年《国民新聞記者となり,都市下層社会のルポルタージュ《最暗黒之東京》等を連載(1893年刊行)。他に従軍記《征塵余録》,《社会百方面》などがある。のちに博文館の《女学世界》の編集長となった。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松原二十三階堂」の解説

松原二十三階堂 まつばら-にじゅうさんかいどう

松原岩五郎(まつばら-いわごろう)

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