松平信重(読み)まつだいら のぶしげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平信重」の解説

松平信重 まつだいら-のぶしげ

1632-1714 江戸時代前期-中期武士
寛永9年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)明石(あかし)藩主松平忠国の3男。寛永18年10歳のとき徳川家綱小姓となる。万治(まんじ)2年父の遺領のうち5000石をあたえられる。延宝7年所領を播磨から大和(奈良県)にうつされた。正徳(しょうとく)4年11月11日死去。83歳。通称三之助

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平信重の言及

【松平氏】より

…この親氏より家康の父広忠までの8代を〈松平八代〉として,徳川将軍家の直接の祖先としているが,これは徳川氏が源氏であることの証明を親氏に求めたものである。源氏の末裔云々は後世の付会であるが,14世紀後葉に一遍歴僧が土豪松平信重の娘婿となり,還俗して親氏と称したことは,一応事実とみてよいであろう。 親氏の舅松平信重は父の信盛以来加茂郡9村,額田郡6村に所領を有した富者と地域の伝承は伝えるが,領主的地位などは明らかではない。…

※「松平信重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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