松本三郎兵衛(読み)まつもと・さぶろべえ

朝日日本歴史人物事典 「松本三郎兵衛」の解説

松本三郎兵衛

没年嘉永3.5.14(1850.6.23)
生年:生年不詳
江戸後期,江戸浅草の釣り竿師。屋号は泰地屋,銘号は東作。元紀州藩士。上野山下で古道具屋を営み,利右衛門竿を多売したのが契機となり,天明8(1788)年に竿師に転向以後,代々が三郎兵衛を世襲。3代目は特に布袋竹の撓めに長け,釣治(のち竿治)石山治三郎,中根忠吉と共に明治三名人といわれた。

(勝部直達)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本三郎兵衛」の解説

松本三郎兵衛 まつもと-さぶろべえ

?-1850 江戸時代後期の釣り竿(ざお)師。
もと紀伊(きい)和歌山藩士。天明8年ごろ竿師となり,江戸浅草にすむ。以後代々三郎兵衛を名のった。嘉永(かえい)3年5月14日死去。号は東作。屋号は泰地屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android