松本諏訪工業地域(読み)まつもとすわこうぎょうちいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松本諏訪工業地域」の意味・わかりやすい解説

松本諏訪工業地域
まつもとすわこうぎょうちいき

長野県松本盆地の松本市,大町市塩尻市,および諏訪盆地岡谷市,諏訪市,茅野市などを含む工業地域。唯一の内陸新産業都市で,1964年に指定された。第2次世界大戦前は岡谷市を中心に醸造製糸業が盛んであったほかは米作養蚕を中心とした農村地帯であった。第2次世界大戦中から製糸工場遊休施設を利用して岡谷市,諏訪市に時計,カメラなどの精密機械工業をはじめ,バルブなどの金属工業が行われはじめ,戦後急速に発展近年,情報機器や OA機器関連工業の発展が著しい。長野自動車道,中央自動車道が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android