松永久通(読み)まつなが・ひさみち

朝日日本歴史人物事典 「松永久通」の解説

松永久通

没年:天正5.10.10(1577.11.19)
生年:生年不詳
戦国時代武将。久秀の嫡子三好長慶の嫡子義興が死去した永禄6(1563)年末,右衛門佐,従五位下に叙位。同8年5月,三人衆の三好長逸と共に将軍足利義輝の弑殺に加担した。しかし実権はほとんど父の久秀に握られており,目立った事績は知られていない。天正5(1577)年秋,久秀が上杉謙信を頼って織田信長に反したとき信貴山城に籠城し,父と共に自焚して果てた。

(今谷明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松永久通」の解説

松永久通 まつなが-ひさみち

?-1577 戦国-織豊時代の武将。
父松永久秀(ひさひで)にしたがい,将軍足利義輝(よしてる)謀殺にくわわる。織田信長に攻められ,天正(てんしょう)5年10月10日大和(奈良県)信貴山(しぎさん)城で父とともに自害

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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