松田左近の妻(読み)まつだ・さこんのつま

朝日日本歴史人物事典 「松田左近の妻」の解説

松田左近の妻

生年生没年不詳
戦国時代武家の女性。夫左近は出雲(島根県)尼子氏家臣。父は尼子経久。永禄1(1558)年,松田一族の城が毛利元就に包囲され,数カ月後元就のほうから和解が申し出られた際,迷う夫に対し,元就に欺かれた自分の兄の経験をもとに反対,結局一族は最後まで戦って城と運命を共にしたという。

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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