精選版 日本国語大辞典 「板頭」の意味・読み・例文・類語
いた‐がしら【板頭】
〘名〙
① 江戸の深川、千住、品川などの岡場所の遊女屋で、一月の揚げ代が最も多い女郎の称。吉原遊郭の、お職(しょく)に相当する。寄せ場に掛ける遊女の名札の板が、その月の稼ぎ高の順で、最高の者が、その首位に掛けてあるところからいう。板元(いたもと)。
※洒落本・風俗通(1800)四「地口(ぢくち)にかけてはおいらア板頭(イタカシラ)だ」
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