枕石(読み)マクライシ

デジタル大辞泉 「枕石」の意味・読み・例文・類語

まくら‐いし【枕石】

川原や浜から持ち帰って、死者の枕もとに置く石。埋葬ののち、戒名を書いて墓の上に置いたりする。

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精選版 日本国語大辞典 「枕石」の意味・読み・例文・類語

まくら‐いし【枕石】

〘名〙 川原や浜から持ち帰って死人枕辺に置く石。戒名を記し、埋葬した上に置く。

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普及版 字通 「枕石」の読み・字形・画数・意味

【枕石】ちんせき

石に枕し、世を逃れる。魏・武帝〔秋胡行、二首、一〕楽府 石に枕し、れに漱(くちすす)ぎ 泉に飮みて沈吟す

字通「枕」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の枕石の言及

【御物石器】より

…中央からややかたよったところに大きなくびれ部のある,長さ20~40cmの長大な磨製石器。形態や文様から〈枕石〉〈猪頭形石棒〉とも呼ばれたが,明治時代に皇室に献上され〈帝室御物〉になったことから,この名称が用いられるようになった。安山岩,砂岩,黒色粘板岩を敲打したうえで,磨いて作っているが,磨きが不十分なものも多い。…

※「枕石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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