枕頭(読み)チントウ

デジタル大辞泉 「枕頭」の意味・読み・例文・類語

ちん‐とう【枕頭】

まくらもと。枕上ちんじょう
線香の煙―に渦巻き」〈康成・十六歳の日記
[類語]枕元枕上夢枕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「枕頭」の意味・読み・例文・類語

ちん‐とう【枕頭】

〘名〙 まくらもと。まくらべ。枕上(ちんじょう)枕辺
万葉(8C後)五・七九四・右詩序文「枕頭明鏡空懸 染筠之涙逾落」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「何の為に枕頭にステッキを飾るのか」 〔元稹‐出門行〕

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普及版 字通 「枕頭」の読み・字形・画数・意味

【枕頭】ちんとう

枕もと。南唐・林楚翹〔蛮〕詞 (てん)(席)滑らかにして、枕頭移り 鬢(びんせん)(形の髪飾り)狂ひて飛ばんと欲す

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