林きむ子(読み)はやし きむこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林きむ子」の解説

林きむ子 はやし-きむこ

1886-1967 大正-昭和時代の日本舞踊家。
明治19年12月1日生まれ。初代西川喜洲(きしゅう),9代西川扇蔵(せんぞう)に師事,西川扇紫を名のる。夫日向(ひなた)輝武と死別,林柳波再婚。児童舞踊や創作舞踊をめざして林流創始。銀閃会を主宰,舞踊譜も創案した。昭和42年2月2日死去。80歳。東京出身。日本女子美術学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の林きむ子の言及

【日本舞踊】より

…また俳優の家から出たものに3世中村歌右衛門を初世とする中村流があり,同じ中村流を名のるものに,初世中村富十郎を祖とするもの,中村弥八(1703‐77)を祖とする虎治派,3世坂東三津五郎より出た坂東流があり,そのほか水木流,岩井流,市川流,尾上流等がある。さらに新舞踊からも新流派はあり,藤蔭流,五条流,林きむ子(1886‐1967)の林流,西崎緑の西崎流がある。上方舞では篠塚文三郎(?‐1845)を祖とする篠塚流,井上八千代の井上流,山村友五郎による山村流,楳茂都(うめもと)扇性の楳茂都流,吉村ふじ(?‐1909)の吉村流等がある。…

※「林きむ子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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