世界大百科事典(旧版)内の林家正楽の言及
【紙切り】より
…演者が観客の注文を受けると,下座の囃子につれて,はさみをまわさずに,紙のほうをうまく回しながら,即座に注文された人物や場景などを切りぬいてみせる芸。古くからおこなわれていたが,とくに林家正楽(しようらく)(1895‐1966)は,3種類の紙を切り合わせてすかして見せ,一つの図にすることを創案して名人と称された。【興津 要】。…
【大衆演芸】より
…大正末期に大阪では桂南天がこれを演じ,昭和では紙乃喜利平(かみのきりへい)が著名である。東京では昭和30年代以後林家正楽が紙切りとして一家をなしている。 声色(声帯模写)は,江戸時代から行われた大衆演芸の一つだが,昭和の現代に及んでも衰えていない。…
※「林家正楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」