林業用機械(読み)りんぎょうようきかい(英語表記)forest machinery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「林業用機械」の意味・わかりやすい解説

林業用機械
りんぎょうようきかい
forest machinery

木材伐採,搬出する作業,伐採跡地造林,播種育成,維持管理などに使用される機械類。不便な山岳地で使用されることが多いので,できるだけ小型軽量,十分な出力をもち,じょうぶで故障の少いことが一般的条件とされる。産業用機械を転用したものが多く,運搬用のフォークリフト,トラッククレーン,巻上げ機,チェーンコンベヤ,造林用の耕耘機,農耕用トラクタ治山・林道工事用のブルドーザ,ショベルローダ,ロードローラ,管理連絡用の自動車,雪上車,ヘリコプタなどが利用される。また林業専用機として開発されたものとして,伐木造林用の動力鋸,木材収穫機 (トラクタに動力鋸,枝払い装置などを装備したもの) ,丸太処理機械,集材用の集材機,積込み機,造林用の刈払い機,植穴掘り機,枝打ち機 (樹幹に沿って回転しながら登り,下枝を動力鋸で切断) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android