枝幸町(読み)えさしちよう

日本歴史地名大系 「枝幸町」の解説

枝幸町
えさしちよう

面積:五〇九・一四平方キロ(境界未定)

昭和二二年(一九四七)一〇月、枝幸村が町制を施行して成立宗谷支庁の南東端に位置。東はオホーツク海に面し、西は歌登うたのぼり町、南西は上川支庁中川なかがわ美深びふか町、南はトイナイで網走支庁紋別郡雄武おうむ町、北は神威かむい(北見神威岬)浜頓別はまとんべつ町に接する。西側内陸には歌登(五七二・六メートル)など標高三〇〇―五〇〇メートル級の北見山地の山が連なり、町の中央部を北見幌別きたみほろべつ川、徳志別とくしべつ川が東流する。町域は南北に細長く、山林が六七・〇八パーセント、宅地が〇・四四パーセント、原野が一四・七パーセントである(平成一三年度「宗谷の統計」)

枝幸町
えさしちよう

2006年3月20日:枝幸郡枝幸町・歌登町合併
【枝幸町】北海道宗谷支庁
【歌登町】北海道:宗谷支庁

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「枝幸町」の意味・わかりやすい解説

枝幸〔町〕
えさし

北海道北東部,オホーツク海に面する町。別称北見枝幸。 1947年町制施行。 2006年歌登町と合体地名はアイヌ語のエサウシ (岬またはコンブの意) に由来。枝幸港は近海漁業基地で,サケ,マス,タラ,カニの漁獲が多く,水産加工も行なわれる。港は岩礁が多く良港ではない。森林面積が広く用材,パルプ材を生産。酪農も行なわれ,北西部に天北東部大規模草地がある。北海道目梨泊遺跡出土品が国の重要文化財に指定されている。町域北部沿岸に景勝地ウスタイベ千畳岩があり,北オホーツク道立自然公園に属する。海岸部を国道 238号線が通る。面積 1115.93km2(境界未定)。人口 7565(2020)。

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