枝幹(読み)しかん

精選版 日本国語大辞典 「枝幹」の意味・読み・例文・類語

し‐かん【枝幹】

〘名〙
① 枝と幹。
経国集(827)一一・過因詩〈空海〉「困縁相感枝幹聳、何况近日遇早春」 〔白居易‐廬山桂詩〕
② (「枝」は「手足」の意) 手足と胴体。転じて、本と末。重要な部分とそうでない部分。また、上下主従の関係にいう。
文華秀麗集(818)中・哭賓和尚〈嵯峨天皇〉「禅林時見摧枝幹、梵宇長懐失棟梁
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前「枝幹年号を用ゐるの属に非ず」

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デジタル大辞泉 「枝幹」の意味・読み・例文・類語

し‐かん【枝幹】

えだとみき
手足と胴体。また、末ともと

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普及版 字通 「枝幹」の読み・字形・画数・意味

【枝幹】しかん

幹と枝。唐・杜甫〔古柏行〕詩 崔嵬(さいくわい)として枝幹、郊原古(ふ)り 窈窕(えうてう)として丹(こいう)

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