(読み)がれ

精選版 日本国語大辞典 「枯」の意味・読み・例文・類語

がれ【枯】

語素〙 (動詞「かれる(枯)」の連用形「かれ」の変化した語。名詞に付く)
① そのもの(こと)のために、草木の類が枯れてしまうこと。また、枯れはてたさま。「冬がれ」「霜がれ」
② 比喩的に、そのものがなくなってしまうこと。また、尽きはてたさま。「資金がれ」「品がれ」

かれ‐・す【枯】

〘自サ変〙 (「かれる」の連用形に、サ変動詞「す」が付いて一語化したもの) 枯れる。
万葉(8C後)一六・三八五二「鯨魚(いさな)取り海や死にする山や死にする 死ぬれこそ海は潮干て山は枯為礼(かれすレ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「枯」の意味・読み・例文・類語

こ【枯】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]かれる からす
草木がかれる。ひからびる。「枯槁ここう枯骨枯死枯草
(「」の代用字)水がかれて無くなる。「枯渇
おちぶれる。衰える。「栄枯
俗っぽさがとれる。「枯淡

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