(読み)かする

精選版 日本国語大辞典 「架」の意味・読み・例文・類語

か‐・する【架】

〘他サ変〙 か・す 〘他サ変〙 一方から他方へ渡るように乗せる。橋や電線などをかけ渡す。また、横並びに設置する。
※玉塵抄(1563)二「のきもたるきも高うして、そらに架(カ)したと云心ぞ」

か【架】

〘名〙 物をのせる台。物を立てかけたり、のせかけたりする台。〔工学字彙(1886)〕〔韓愈‐送諸葛覚往随州読書詩〕

か‐・す【架】

〘他サ変〙 ⇒かする(架)

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デジタル大辞泉 「架」の意味・読み・例文・類語

か【架】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]かける かかる
物を載せるため支柱の上にかけ渡した台。また、棚。「架蔵画架開架銃架書架担架十字架
上にかけ渡す。「架橋架空架設架線高架
[名のり]みつ
難読稲架はさ

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【中国建築】より

…これらの建築群を構成する個々の建築についていえば,木造建築がその主流をなし,各時代を通じて,とりわけ宮殿がその建築芸術,技術両面にわたって冠たる位置を占めた。たとえば,高大な石積み基壇の上にたち,巨大な材料の木造構架を組んで大屋根を支え,その当時最大の規模と最高の装飾を駆使して威容を誇示することは,天子の宮殿にのみ許された特権であった。しかし,官制の建築造営が主導性を維持した中国建築においては,宮殿と寺廟などの類型間における様式的差異はむしろ希薄であった。…

※「架」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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