柏崎[市](読み)かしわざき

百科事典マイペディア 「柏崎[市]」の意味・わかりやすい解説

柏崎[市]【かしわざき】

新潟県中部,日本海に面する市。1940年市制。中央の柏崎平野刈羽(かりわ)平野)にある中心市街は北陸街道の旧宿場町で,佐渡の金輸送や縮布行商で繁栄。明治中頃から最近まで西山油田活気を呈した。1971年柏崎港が国際貿易港として開港,1985年原子力発電所1号機が運転開始,田尻工業団地が完成した。機械・金属・ガラス工業が盛んである。信越本線が通じ越後線が分岐。北陸自動車道が通じる。平野は刈羽米の大産地。南西端に民謡《三階節》で有名な米山(よねやま),東頸城(ひがしくびき)丘陵が広がる南部には名勝の貞観園がある。1971年刈羽郡北条(きたじょう)町を編入。2005年5月刈羽郡西山町,東頸城郡高柳町を編入。442.03km2。9万1451人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android