精選版 日本国語大辞典 「柔」の意味・読み・例文・類語
やわ・い やはい【柔】
じゅう ジウ【柔】
やわ・し やはし【柔】
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柔術(じゅうじゅつ)の俗称。和、柔和、弥和羅(やわら)、和術(わじゅつ)、和儀(やわらぎ)などとも書いた。中世以来の戦場技術としての甲冑組討(かっちゅうくみう)ちは、ただ自分の体力や腕力に任せて、一挙に敵を圧倒しこれをしとめることが主体で、強剛の敵に強くしかけられたときには、かえって相手に取(と)り挫(ひし)がれる危険があった。そこで、相手の力をかりて、引き込み、投げ返し、はね返して、後(ご)の勝ちを第一とする術が重要視されるようになった。とくに足軽の集団戦闘が増大すると、手搏(しゅばく)・捕手(ほしゅ)の術が考案され、やがて素肌者(すはだもの)同士の近世の柔術へと大きく発展を遂げた。その先駆となったのは、天文(てんぶん)年間(1532~55)作州(さくしゅう)(岡山県)の竹内中務大夫久盛(たけのうちなかつかさだゆうひさもり)が創始した小具足腰廻(こぐそくこしのまわり)で、ついで、近世の初め1622年(元和8)に福野七郎右衛門(しちろうえもん)の考案した良移心当和(りょういしんとうやわら)や、水早長左衛門信正(みずはやちょうざえもんのぶまさ)の制剛流(せいごうりゅう)やわら五身伝(ごしんでん)が現れ、寛永(かんえい)年間(1624~44)には寺田平左衛門の貞心流(ていしんりゅう)解(ほぐれ)や茨木専斎(いばらぎせんさい)の起倒流(きとうりゅう)流(みだれ)、小栗(おぐり)仁右衛門の小栗流和術(わじゅつ)、さらに関口氏心(うじむね)の新心流(しんしんりゅう)柔(やわら)などが相次いで成立するに至った。
[渡邉一郎]
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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