柯亭(読み)カテイ

デジタル大辞泉 「柯亭」の意味・読み・例文・類語

か‐てい【×柯亭】

後漢蔡邕さいようが柯亭館のたるきの竹で名笛を作った故事から》笛のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柯亭」の意味・読み・例文・類語

か‐てい【柯亭】

〘名〙 (後漢の人蔡邕(さいよう)が、浙江省の柯亭に宿泊した際に椽(たるき)の竹を取って笛に作り、宝物にしたという「後漢書‐蔡邕伝」の注などに見える故事から) 蔡邕が柯亭の椽の竹で作ったという笛の名器。転じて、笛のこと。
※とはずがたり(14C前)三「かていといふ御ふえ、はこに入て、ただよまゐる」

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