柳澤寿男(読み)やなぎさわとしお

知恵蔵mini 「柳澤寿男」の解説

柳澤寿男

日本の指揮者。1971年、長野県生まれ。パリエコール・ノルマル音楽院のオーケストラ指揮科に入り指揮を学ぶ。2003年、スイス・ヴェルビエ音楽祭指揮マスタークラスオーディションに合格し、世界的指揮者であるジェイムズ・レヴァインとクルト・マズアに師事した。05年~07年には、マケドニア旧ユーゴスラヴィア国立歌劇場の首席指揮者として活躍。07年、社会混乱が続くコソボ自治州のコソボフィルハーモニー交響楽団に客演し、09年、首席指揮者に就任した。また07年には、民族混成オーケストラ「バルカン室内管弦楽団」を設立し、同年、ニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100」に選出された。09年に放送された「戦場に音楽の架け橋を~指揮者柳澤寿男コソボの挑戦」(BSジャパン)が、第6回日本放送文化大賞グランプリを受賞

(2014-7-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android