柳絮(読み)リュウジョ

デジタル大辞泉 「柳絮」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐じょ〔リウ‐〕【柳×絮】

白い綿毛のついた柳の種子。また、それが春に飛び漂うこと。 春》「ひとすぢの―の流れ町を行く/普羅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柳絮」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐じょ リウ‥【柳絮】

〘名〙 柳の花が咲いた後、白い綿毛のある種子が散るさま。また、その種子。やなぎのわた。降る雪の形容にも用いられる。→柳絮の才(さい)。《季・春》
懐風藻(751)詠雪〈文武天皇〉「林中若柳絮、梁上似歌塵」 〔梁元帝‐登江州百花亭懐荊楚詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「柳絮」の読み・字形・画数・意味

【柳絮】りゆう(りう)じよ

柳のわた。実が綿のようになって飛ぶ。宋・軾〔孔密州の五絶に和す。東欄の梨花〕詩 梨淡白、柳は深 柳絮飛ぶの時、に滿つ

字通「柳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android