柳色(読み)ヤナギイロ

デジタル大辞泉 「柳色」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐いろ【柳色】

くすんだ黄緑色
織り色の名。縦糸萌葱もえぎ色、横糸を白で織ったもの。
[類語]緑色りょくしょく翠緑すいりょく深緑しんりょく草色くさいろ萌葱もえぎ松葉色利休色オリーブ色グリーンエメラルドエメラルドグリーン黄緑深緑浅緑

りゅう‐しょく〔リウ‐〕【柳色】

青々とした柳の色。

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精選版 日本国語大辞典 「柳色」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐いろ【柳色】

〘名〙
① くすんだ黄緑色。
萌葱色の経(たていと)白色の緯(よこいと)で織った織物織色の名。
※公任集(1044頃)「昔よりあけの衣は名のみして柳色なる年をふるかな」

りゅう‐しょく リウ‥【柳色】

〘名〙 青々とした柳の色。
万葉(8C後)一七・晩春三日遊覧詩序文「桃花昭瞼以分紅 柳色含苔而競緑」 〔何遜‐落日前墟望贈范広州雲詩〕

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普及版 字通 「柳色」の読み・字形・画数・意味

【柳色】りゆう(りう)しよく

青柳の色。唐・白居易〔杭州春望〕詩 濤聲(たうせい)、夜、伍員(ごうん)のに入り 柳色、春す、小の家

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