根本正(読み)ねもと ただし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「根本正」の解説

根本正 ねもと-ただし

1851-1933 明治-大正時代政治家
嘉永(かえい)4年10月1日生まれ。アメリカのバーモント大を卒業。明治23年安藤太郎と東京禁酒会(のち日本禁酒同盟)を結成。31年衆議院議員(当選10回,政友会)。大正11年の未成年者飲酒禁止法成立につくす。尋常小学校授業料の撤廃を主張した。昭和8年1月5日死去。83歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の根本正の言及

【禁酒運動】より

…当初はキリスト教の影響下にあったのでキリスト教布教の手段との誤解があったため,1919年には禁酒運動そのものを追及する国民禁酒同盟が分離独立したが,翌年,日本国民禁酒同盟として両同盟は合同した。当初個々人に禁酒をすすめることを主としていた運動はその後禁酒法制定促進を目標とする運動に重点がおかれるようになり,根本正の25年間の努力によって未成年者禁酒法が成立した(1922)。その後は未成年者禁酒法を飲酒取締法と改称して,年齢を引き上げて25歳未満に適用しようとする25歳禁酒法の制定を追及したが,果たさなかった。…

※「根本正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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