桂皮油(読み)けいひゆ

精選版 日本国語大辞典 「桂皮油」の意味・読み・例文・類語

けいひ‐ゆ【桂皮油】

〘名〙 桂皮をとる植物から水蒸気蒸留で得られる精油。おもに次の二種がある。
(イ) セイロン島原産の植物からとれるもので、皮や葉を原料にするもの。菓子香料医薬石鹸香料などのほか、特に葉からとったものはバニリン製造の原料に用いられる。シナモン油。
(ロ) =にっけいゆ(肉桂油)〔薬品名彙(1873)〕

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デジタル大辞泉 「桂皮油」の意味・読み・例文・類語

けいひ‐ゆ【×桂皮油】

セイロンニッケイシナモン)などの樹皮や葉を蒸留して得られる黄色の香油。菓子・石鹸せっけんの香料、医薬などに使用肉桂油

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世界大百科事典(旧版)内の桂皮油の言及

【カシア】より

…また漢方で薬用にする。カシアを蒸留してカシア油(桂皮油)を作り,薬用・香料に用いる。近縁種にスパイスとして用いられるものがいくつかあり,しばしば混同される。…

※「桂皮油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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