桃板(読み)とうばん

精選版 日本国語大辞典 「桃板」の意味・読み・例文・類語

とう‐ばん タウ‥【桃板】

〘名〙 =とうふ(桃符)《季・新年》
俳諧・増山の井(1663)正月桃符(たうふ) 桃板(ハン) 桃梗

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普及版 字通 「桃板」の読み・字形・画数・意味

【桃板】とう(たう)ばん

桃の木のふだ。〔楚歳時記〕正一日、桃板をりて(つ)く。之れを仙木と謂ふ。

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世界大百科事典(旧版)内の桃板の言及

【門神】より

…古くから桃が邪気をはらうと信じられ,その枝で作った〈桃梗(とうこう)〉〈桃人〉を門に立てる風習があった。これがのちに意匠化されて〈桃符〉や〈桃板〉となり,さらにめでたい文字を書いた〈春聯(しゆんれん)〉と〈神荼(しんと)・鬱塁(うつるい)〉の二神を描いた〈門神〉に変化したと考えられる。この二神は,東海の度朔山の大きな桃樹の下にいて,人を害する鬼(き)を葦で縛(しば)り虎に食わせるという。…

※「桃板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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