案の外（読み）あんのほか

精選版 日本国語大辞典

あん【案】 の 外(ほか)

思いも及ばないこと。予想外。案外。意想外。

※今昔（1120頃か）二五「今日の内に寄て責むこそ、彼(かの)奴(やっこ)は案の外にて迷(まど)はめ」

※ぎやどぺかどる（1599）上「彼合力をなす者も〈略〉ともに倒れて、案の外なる哢りを受べしと」

※黄表紙・莫切自根金生木（1785）上「あんのほか、海川へすたれる金銀、魚(うを)にまじりておびただしくあがりしゆへ」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

あん‐の‐ほか【案の外】

予想外。意外。
「今日の内に寄りて攻めんこそ、彼奴かのやっこは―にて迷はめ」〈今昔・二五・九〉

出典　小学館