20世紀日本人名事典 「梅津 美治郎」の解説
梅津 美治郎
ウメヅ ヨシジロウ
大正・昭和期の陸軍大将 陸軍参謀総長。
- 生年
- 明治15(1882)年1月4日
- 没年
- 昭和24(1949)年1月8日
- 出生地
- 大分県中津
- 学歴〔年〕
- 陸士〔明治36年〕卒,陸大〔明治44年〕卒
- 経歴
- 明治37年日露戦争に従軍。大正4年デンマーク駐在、8年スイス公使館付武官。参謀本部員、陸軍省軍務局課員。13年大佐、歩兵第3連隊長。昭和3年陸軍省軍事課長。5年少将。歩兵第1旅団長、参謀本部総務部長。9年支那駐屯軍司令官。同年中将。10年梅津・何応欽協定を締結。同年第2師団長。11年陸軍次官となり2.26事件後の粛軍人事を断行、軍部の政治進出を決定的にした。13年第1軍司令官。14年関東軍司令官。15年大将。19年参謀総長。ポツダム宣言受諾をめぐる御前会議では本土決戦を強硬に主張する阿南陸相を支持。敗戦の20年9月2日、米艦ミズーリ号上で重光葵とともに全権として降伏文書に調印。戦後、23年極東国際軍事裁判でA級戦犯として終身禁錮の判決を受け、24年1月服役中に死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報