梅田杢之丞(読み)うめだもくのじょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「梅田杢之丞」の意味・わかりやすい解説

梅田杢之丞
うめだもくのじょう
(1626―1694)

近世槍術(そうじゅつ)、本心鏡智(ほんしんきょうち)流(鍵槍(かぎやり))の祖。名は治忠(はるただ)。父は甲賀組与力(よりき)六郎大夫治重(はるしげ)。幼少から父について家伝の槍を学び、のち木川友之助正信の門に入り、樫原(かしわら)流の長鍵槍を修め、さらに創意工夫を加えて本心鏡智流を称した。元禄(げんろく)7年8月没、69歳。

[渡邉一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅田杢之丞」の解説

梅田杢之丞 うめだ-もくのじょう

1626-1694 江戸時代前期の槍術(そうじゅつ)家。
寛永3年生まれ。樫原(かしわら)流の長鉤槍(かぎやり)をまなび,のち本心鏡智流をおこす。寛文ころから江戸を中心流派がひろまった。元禄(げんろく)7年8月23日死去。69歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身。名は治忠。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android