ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「棚橋源太郎」の意味・わかりやすい解説
棚橋源太郎
たなはしげんたろう
[没]1961. 東京
明治後期から大正期の理科教育の指導者。東京高等師範学校卒業後,各県の師範学校教諭,東京高師付属小学校訓導などを経て,1906年同校教授となり,一貫して理科教育の振興にあたった。 10年にはドイツ,アメリカに留学,その成果は『新理科教授法』 (1913) として公刊された。このなかで提唱した実験室教授法は理科教育の革新に画期的役割を果した。博物館の充実,普及面での貢献も大きい。
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