森口邦彦(読み)もりぐち くにひこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森口邦彦」の解説

森口邦彦 もりぐち-くにひこ

1941- 昭和後期-平成時代の染色家。
昭和16年2月18日生まれ。京都市立美大(現京都市立芸大)日本画科卒業後,パリ国立高等装飾美術学校でグラフィック・デザインをまなぶ。帰国後,父森口華弘(かこう)に友禅をまなび,昭和42年日本伝統工芸展初入選。44年友禅訪問着「千花」で工芸展NHK会長賞。平成4年芸術選奨文部大臣賞。幾何学文様をもちいるなど友禅に新生面をきりひらいた。日本工芸会常任理事をへて,14年同会副理事長。19年人間国宝。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android