森本都々子(読み)もりもと・つづこ

朝日日本歴史人物事典 「森本都々子」の解説

森本都々子

没年:安政4.11.13(1857.12.28)
生年:寛政1(1789)
江戸後期の歌人遠江国(静岡県)浜松の豪商川上助九郎の娘。信濃国(長野県)飯田島田村の豪農森本真弓の妻。幼いころから和歌内山真竜学び,結婚後も夫と共に高林方朗や服部菅雄に和歌,国学を学ぶ。歌集のほか,夫と旅をし旅日記を残している。<著作>『夢路日記』『諏方日記』『都々子和歌集』

(柴桂子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森本都々子」の解説

森本都々子 もりもと-つづこ

1789-1857 江戸時代後期の歌人。
寛政元年生まれ。信濃(しなの)(長野県)飯田の酒造業森本真弓の妻。内山真竜(またつ)の門人。結婚後も夫とともに歌道にはげみ,高林方朗(みちあきら)の指導をうけた。遺著に「都々子和歌集」など。安政4年11月13日死去。69歳。遠江(とおとうみ)(静岡県)出身本姓は川上。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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