森永太一郎(読み)もりなが たいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森永太一郎」の解説

森永太一郎 もりなが-たいちろう

1865-1937 明治-昭和時代前期の実業家
慶応元年6月17日生まれ。幼時に父と死別,陶磁器商につとめる。明治21年渡米してキリスト教入信,いったん帰国後再度渡米し菓子製造技術をまなんだ。32年東京で森永西洋菓子製造所を創業し,大正元年森永製菓と改称。引退後は伝道につくした。昭和12年1月24日死去。73歳。肥前伊万里(佐賀県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の森永太一郎の言及

【キャラメル】より

…キャラメルという名は,カルメラカラメルとともに砂糖菓子の意のポルトガル語カラメロcarameloに由来する。現在市販されているキャラメルの創始者は森永製菓の開祖森永太一郎であり,在米中に洋菓子製造法を修得し西洋菓子製造所を1899年東京・赤坂に開設した。キャラメルも外人客の注文に応じて当初から作っていたが,日本の気候に適さず原料配合の研究が重ねられた。…

※「森永太一郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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