森荘已池(読み)モリソウイチ

デジタル大辞泉 「森荘已池」の意味・読み・例文・類語

もり‐そういち〔‐サウイチ〕【森荘已池】

[1907~1999]小説家・詩人岩手の生まれ。本名佐一さいち。農民詩が高く評価され、宮沢賢治との親交でも知られる。特に賢治の没後は作品の紹介に尽力した。清潔な作風東北を舞台にした作品を執筆。「山畠やまばたけ」「蛾と笹舟」で直木賞受賞。他に「店頭みせさき」「氷柱つらら」、詩集山村食料記録」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森荘已池」の解説

森荘已池 もり-そういち

1907-1999 昭和時代の詩人,小説家。
明治40年5月3日生まれ。「岩手日報」の記者や「こども新聞」編集長をへて文筆活動にはいる。草野心平の「銅鑼」に参加。昭和19年「山畠」「蛾と笹舟」で直木賞。盛岡中学時代から11歳上の宮沢賢治と親交をむすび,「宮沢賢治歌集」「宮沢賢治と三人の女性」などの著作をのこした。平成11年3月13日死去。91歳。岩手県出身。東京外大中退。本名は佐一。

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