植木等(読み)ウエキヒトシ

デジタル大辞泉 「植木等」の意味・読み・例文・類語

うえき‐ひとし〔うゑき‐〕【植木等】

[1927~2007]俳優歌手コメディアン愛知の生まれ。昭和32年(1957)コミックバンド「ハナはじめとクレージーキャッツ」に参加テレビ番組「シャボン玉ホリデー」や映画「ニッポン無責任時代」などに出演し人気を集める。また、青島幸男作詞の「スーダラ節」「ドント節」「無責任一代男」「ハイそれまでヨ」など、多くコミックソングヒットさせた。平成5年(1993)紫綬褒章受章。

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百科事典マイペディア 「植木等」の意味・わかりやすい解説

植木等【うえきひとし】

俳優・コメディアン・歌手。愛知県出身。東洋大学卒業。コミック・バンドの〈ハナ肇クレージー・キャッツ〉のメンバーで,テレビのコント番組《おとなの漫画》,バラエティー《シャボン玉ホリデー》,映画の《無責任》シリーズなどで底抜けに明るい笑いを提供した。歌手としては《スーダラ節》《ハイそれまでョ》《ホンダラ行進曲》などをヒットさせた。〈わかっちゃいるけどやめられない〉〈お呼びでない〉〈無責任〉などの流行語を残し,映画《新・喜びも悲しみも幾歳月(いくとしつき)》などでは演技派俳優として活躍した。なお,映画の〈無責任男〉は植木代名詞となっているが,本来は住職だった父親に似て生真面目な性格だったという。→谷啓

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植木等」の解説

植木等 うえき-ひとし

1927-2007 昭和後期-平成時代のタレント,俳優。
昭和2年2月25日生まれ。昭和32年ハナ肇のクレージーキャッツに参加。テレビ「シャボン玉ホリデー」や歌「スーダラ節」のヒット,映画「ニッポン無責任時代」で新タイプのコメディアンとして人気をあつめた。61年の映画「新・喜びも悲しみも幾歳月」などで脇役好演(日本アカデミー賞最優秀助演男優賞)。平成19年3月27日死去。80歳。三重県出身。東洋大卒。

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