植田(読み)うえた

精選版 日本国語大辞典 「植田」の意味・読み・例文・類語

うえ‐た うゑ‥【植田】

〘名〙
苗代で育てた苗を植える田。また、田植えをすませた田。《季・夏》
※長久二年権大納言師房歌合(1041)「ほどもなく繁きうゑ田の早苗かなまじる草葉のとりあへぬまで〈源重成〉」
② 田に稲の苗を植えること。田植え。
※遊楽習道風見(1423‐28頃)「早苗ふしだちて、うへ田に成て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「植田」の意味・読み・例文・類語

うえだ〔うゑだ〕【植田】

姓氏の一。
[補説]「植田」姓の人物
植田和男うえだかずお
植田正治うえだしょうじ

うえ‐た〔うゑ‐〕【植(え)田】

稲の苗を植える田。また、田植えを済ませた田。 夏》「我ものに―の蛙きつのる/暁台

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「植田」の意味・わかりやすい解説

植田
うえだ

福島県南東部、いわき市の一地区。旧植田町。中世の菊田荘(きくたのしょう)の中心で、五里八幡(はちまん)の一つと伝えられる植田八幡宮がある。陸前(りくぜん)浜街道宿駅として発達し、鮫川(さめがわ)河口に近い左岸に位置する交通の要地。かつては鮫川村と称した。いわき市南部の一中心地で、JR常磐(じょうばん)線植田駅があり、国道6号(いわきサンシャインロード)が通じる。鮫川河口付近には常磐共同火力の発電所があり、東京、東北両電力に電力を販売している。

原田 榮]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android