検察官(文学)(読み)けんさつかん

百科事典マイペディア 「検察官(文学)」の意味・わかりやすい解説

検察官(文学)【けんさつかん】

ゴーゴリの風刺喜劇。《Revizor》。5幕。1836年初演。無一文で故郷へ帰る途中の青年フレスタコフは田舎町で検察官に間違えられたのを利用して,市長の家に泊り込み,役人商人から賄賂(わいろ)を取って逃げる。緊密かつ明快な劇の構成や生き生きとしたせりふなど,19世紀ロシア戯曲の最高傑作とされる。

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