楚楚(読み)ソソ

デジタル大辞泉 「楚楚」の意味・読み・例文・類語

そ‐そ【××楚】

[ト・タル][文][形動タリ]清らかで美しいさま。可憐かれんで美しいさま。多く若い女性についていう。「楚楚とした人」「楚楚たる風情」
[類語]清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜け灰汁あく抜け洗練気さくこざっぱりすっきりさらり洒落しゃれ小洒落こじゃれあか抜けるさばけるスマートシック身綺麗綺麗美しい美美びびしいきらやか鮮やか美麗華麗華美鮮麗流麗壮麗清麗優美美的麗しい見目好い見目麗しい端正端麗秀麗佳麗艶美艶麗あでやか妖麗豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティードレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたようみやびやか優雅みやび高雅典雅風雅優形やさがた上品ゆかしい奥ゆかしいしとやかたおやか女性的エレガント女らしい女女めめしい女くさい女振り女っ気婉麗えんれい優優静淑優婉閑雅婉然窈窕ようちょう温雅物柔らか気高い気品雅趣高尚つつましいつつましやかしおらしい清雅高踏雅致﨟長ろうたけるみやびる端雅都雅やんごとない高貴

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精選版 日本国語大辞典 「楚楚」の意味・読み・例文・類語

そ‐そ【楚楚】

〘形動タリ〙
① あざやかなさま。楚然。〔詩経‐曹風・蜉蝣
② 清らかなさま。清らかで美しいさま。女性について、清らかで控え目な美しさを感じさせるさまにもいう。
※本朝文粋(1060頃)一・孫弘布被賦〈源英明〉「白麻楚楚。疑夜雪之盈一レ床」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「風姿楚々眉目清秀宛ながら好女の如き小柄の美丈夫が出て来て」
いばらの茂るさま。〔詩経‐小雅・楚茨〕

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普及版 字通 「楚楚」の読み・字形・画数・意味

【楚楚】そそ

あざやか。美しい。〔詩、曹風、蜉蝣〕蜉蝣(ふいう)(かげろう)の 衣裳、楚楚たり 心の憂ふる 於(ここ)に我(われ)歸處(きしよ)せん

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