楽欲(読み)ギョウヨク

デジタル大辞泉 「楽欲」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐よく〔ゲウ‐〕【楽欲】

《「楽」は願う意》仏語。願い求めること。欲望
六塵の―多しといへども、皆厭離えんりしつべし」〈徒然・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「楽欲」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐よく ゲウ‥【楽欲】

〘名〙 (「楽」は願うの意) 仏語。願い求めること。また、その心。
※即身成仏義(823‐824頃)「諸楽欲因果者。非彼愚夫能知真言真言相
徒然草(1331頃)九「愛著の道、その根ふかく、源とほし。六塵の楽欲おほしといへども、皆厭離しつべし」 〔最勝王経‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android