槍烏賊(読み)ヤリイカ

デジタル大辞泉 「槍烏賊」の意味・読み・例文・類語

やり‐いか【×槍烏賊】

ジンドウイカ科のイカ。外套がいとう長が約40センチ。細長くて後端がとがり、ひれ三角形で大きい。春、産卵のため海岸に接近。刺身するめにする。ささいか。さやなが。つついか。

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精選版 日本国語大辞典 「槍烏賊」の意味・読み・例文・類語

やり‐いか【槍烏賊】

〘名〙 ヤリイカ科の大形のイカ。各地沿岸に分布し、春から初夏にかけての産卵期に海岸に接近し、多量にとれ、水産上重要。胴長約四〇センチメートル。体は細長い円錐形で槍の穂先に似る。ひれは三角形で胴の左右にあり、腕は短く胴の長さの四分の一以下。肉は薄いが、味はよい。干してするめとしたものはささするめ・竹葉(ちくよう)と呼ばれる。さやなが。ささいか。てなしいか。つついか。《季・夏》
※物品識名拾遺(1825)「ヤリイカ 細く長し」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「槍烏賊」の解説

槍烏賊 (ヤリイカ)

学名Loligo bleekeri
動物。ジンドウイカ科のイカ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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