精選版 日本国語大辞典 「槓杆・槓桿」の意味・読み・例文・類語
こう‐かん カウ‥【槓杆・槓桿】
〘名〙
① 一定点を通る軸のまわりに自由に回転しうる棒。定点を支点、重さ(抵抗)のかかる点を作用点、力の作用する点を力点という。支・作用・力、三点の位置のいかんによって三つの場合があり、それぞれの力のモーメントの合成をゼロとすることによって均衡をとっている。支点が棒の中間にあるものに「天びん」「てこ」、重点が中間にあるものに「押切り」、力点が中間にあるものに「日本鋏」などがある。挺子(てこ)。比喩的に物事を変えたり、動かしたりする力となるものをいう。
② 銃の遊底を操作するための突起部。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報