横口類(読み)おうこうるい(英語表記)plagiostomi

精選版 日本国語大辞典 「横口類」の意味・読み・例文・類語

おうこう‐るい ワウコウ‥【横口類】

〘名〙 軟骨魚類うち板鰓(ばんさい)類の別称であったが、現在ではほとんど用いられない。口が頭部下面に開いていることによる。かつての分類体系では、側口目(サメ類)、下裂目(エイ類)に分ける。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「横口類」の意味・わかりやすい解説

横口類
おうこうるい
plagiostomi

軟骨魚綱板鰓(ばんさい)類の別称。軟骨魚類のうち、ギンザメ類を除いたサメ類、エイ類を含めた分類学上の旧名で、現在は使われていない。口が頭部の腹側に位置して横に開くのでこの名がつけられた。

落合 明・尼岡邦夫 2015年3月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android