横恣(読み)おうし

精選版 日本国語大辞典 「横恣」の意味・読み・例文・類語

おう‐し ワウ‥【横恣】

〘名〙 (形動) 勝手気ままなこと。わがままなこと。また、そのさま。
空華集(1359‐68頃)一一・賀誓大信住曹源頌軸序「其勢益張、奔放横肆、洋洋乎呉楚東南之域
※彼日氏教授論(1876)〈ファン=カステール訳〉九「生徒をして実誠なる心なく、謾に横恣に長ぜしめ」 〔史記‐灌夫伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「横恣」の意味・読み・例文・類語

おう‐し〔ワウ‐〕【横恣】

[名・形動]ほしいままなこと。勝手気ままなこと。また、そのさま。「大国横恣な振る舞い」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「横恣」の読み・字形・画数・意味

【横恣】おう(わう)し

勝手気まま。〔論衡、禍虚〕恣にして而もに罹(かか)らず、に順ひてふこと多し。

字通「横」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android