横瀬町(読み)よこぜまち

日本歴史地名大系 「横瀬町」の解説

横瀬町
よこぜまち

面積:四九・三五平方キロ(境界未定)

秩父郡の東部に位置する。秩父盆地の南東部、武甲ぶこう山の北麓にあたる。東は比企郡都幾川ときがわ村・飯能市、南は入間いるま名栗なぐり村、西から北は秩父市に接する。町の中央にそびえる二子ふたご山の南に水源をもつ横瀬川が同山の東方を流れてさらに北麓を西流し、秩父市を北流する荒川に向かう。また武甲山の南に水源をもつうぶ川が同山の東麓を北流し、横瀬川に合流する。周囲を標高八〇〇メートルから一〇〇〇メートルの山に囲まれた山間の地で、横瀬川に沿い国道二九九号が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「横瀬町」の意味・わかりやすい解説

横瀬〔町〕
よこぜ

埼玉県西部,秩父市に隣接する秩父山地中部の町。 1955年横瀬と芦ヶ久保 (あしがくぼ) の2村が合体,84年町制。セメント工業果樹園などの観光農業が中心で,米作や野菜栽培も行われる。秩父市との境にある武甲山北麓の標高 1000m付近の石灰岩地帯に自生する植物群落は,特殊植物群落として天然記念物に指定。武甲山を中心とする一帯は,武甲県立自然公園に属する。西武鉄道秩父線が通る。面積 49.36km2(境界未定)。人口 7979(2020)。

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