横腹(読み)ヨコバラ

デジタル大辞泉 「横腹」の意味・読み・例文・類語

よこ‐ばら【横腹】

腹の横側。わきばら。よこっぱら。
物の左右側面。「船の横腹に穴があく」
[類語]脇腹脾腹側面横っちょサイド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横腹」の意味・読み・例文・類語

よこっ‐ぱら【横腹】

〘名〙 (「よこばら(横腹)」の変化した語)
※雑俳・柳多留‐一六(1781)「よこっぱらたたいてあるく角兵衛しし」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「拳骨をかためてパナマ横っ腹をぽかりと張り付けると」

よこ‐ばら【横腹】

〘名〙
① 腹の側面。腹部の横の方。わきばら。よこっぱら。
※浄瑠璃・四天王むしゃ執行(1659)五「わたなべがわきつぼよりよこはらかけてすばといる」
② 物の中ほどの横の部分。物の側面。よこっぱら。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七「細手の洋杖(すてっき)で靴の横腹(ヨコハラ)をぽんぽんと鞭うった」

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