横行闊歩(読み)おうこうかっぽ

精選版 日本国語大辞典 「横行闊歩」の意味・読み・例文・類語

おうこう‐かっぽ ワウカウクヮッポ【横行闊歩】

〘名〙 思いのままに、大威張りで歩くこと。また、遠慮なく気ままにふるまうこと。
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉七「氏出てより平和の極楽に達する何の苦もなく、〈略〉横行濶歩を以て、陶朱公が術を抱て、釈迦の極楽に旅行するの道を教へたり」

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デジタル大辞泉 「横行闊歩」の意味・読み・例文・類語

おうこう‐かっぽ〔ワウカウクワツポ〕【横行×闊歩】

[名](スル)自由気ままに大手を振って歩くこと。また、ほしいままに振る舞うこと。「天下大道横行闊歩する」

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四字熟語を知る辞典 「横行闊歩」の解説

横行闊歩

思いのまま、あたりかまわず大いばりで歩くこと。また、遠慮なく気ままにふるまうこと。

[活用] ―する。

[使用例] 天下の大道を我が物顔に横行濶歩するのを憎らしいと思って[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] いちはやく部隊を逃亡して巌窟の奥に身をひそめてしまった将校があるかと思うと、またこれみよがしに半裸体敵弾の中を横行闊歩する兵隊があった[中山義秀*テニヤンの末日|1948]

[解説] 「横行」は気ままに歩きまわる、または、気ままにふるまうこと。「闊歩」は堂々と大またで歩くこと。

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