樺太アイヌ(読み)からふとアイヌ

精選版 日本国語大辞典 「樺太アイヌ」の意味・読み・例文・類語

からふと‐アイヌ【樺太アイヌ】

〘名〙 (アイヌはaynu) 古く、樺太に居住していたアイヌ。日本領の南カラフトに居住していた住民は第二次世界大戦後、大部分北海道に移った。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の樺太アイヌの言及

【アイヌ】より

…ただし古代の蝦夷(えみし)は,主として奥羽地方以北の住人を指した語で,アイヌそれ自体を指した語ではない。また黒竜江(アムール川)下流域や樺太に居住するギリヤークほかの諸民族がアイヌ(樺太アイヌ)を〈クギ〉〈クイ〉と称したため,中国の文献では,元代には〈骨嵬〉,明代には〈苦兀〉〈苦夷〉,清代には〈庫野〉〈庫葉〉〈庫頁〉と記された。言語的にはギリヤークと同様パレオアジア諸語(旧アジア諸語)系に属するとされることが多かった(〈アイヌ語〉の項目参照)。…

※「樺太アイヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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